| インド福祉村協会(IWVS)の事業内容及びインド福祉村病院の歩み |
インド福祉村病院の事業内容
特定非営利活動法人−インド福祉村協会は、民族、宗教を越えて日本とインドの両国民が共通の価値観を共有し、
互いに学び合うことを理念として、インド国の医療に恵まれない人々に対して、プライマリ・ヘルスケアを中心とする
地域医療活動と生活改善を通じての公衆衛生活動及び不就学児童らに対する教育推進のための援助を行い、
その活動をサポートするボランティアの育成を行うことによって、インド国の医療の充実及び幼児教育の充実を図り、
もって両国の友好に寄与することを目的としています。診療活動として、クシナガラ(インド北部/釈尊涅槃の地)にて
インド福祉村病院(現地名:アーナンダ病院)を開設、運営を行っています。
インド福祉村病院−現地名:アーナンダ病院 インド福祉村病院DATAはこちら
インド福祉村病院(現地名:アーナンダ病院)は、インド福祉村協会の現地医療活動の拠点として1998年に建設されました。
この地域は、インド北部に位置するウッタール・プラディーシュ州のクシナガラに近い農村の中にあります。
インドの農村部では先進医療が受けられないのはやむを得ないことですが、初期治療の充実、公衆衛生の知識・教育の
普及により救える病気も沢山あります。グプタ医師のもと、総勢11名のスタッフと定期的に現地を訪れる日本人医師そして
多くのボランティアにより人々の役に立てるよう日夜努力しています。
インド福祉村病院の歩み
<1987年>
インドの仏教聖地巡拝をした柴田昌雄現理事が山本孝之現理事長らとインド福祉村建設委員会設立。
募金活動始まる。
<1997年 1月>
インド福祉村病院工事着工
<アーナンダ病院 1年目:1998年11月〜1999年10月>
診察室、医師1名でスタート。
インドの地域医療の特徴として、患者の訴えを聞いて処方を書き、薬の投与で終わってしまう場合がほとんどです。
地域の人々も病院が近くにないこともあり、
@祈祷師に病気を追い払ってもらう。
Aインド東洋医学(アーユルベーダ)療法を受ける場合がほとんどです。
アーユルベーダで治癒できる病気もあれば西洋薬が有利な病気もあり、人々に西洋薬や西洋式医療を理解させ、
来院させることを優先した年でした。
<アーナンダ病院 2年目:1999年11月〜2000年10月>
インド福祉村協会が特定非営利活動法人に認定され、外務省の援助により「最低限の基本的な医療機器の整備」を
行うことができました。また、郵政省(現日本郵政公社)の国際ボランティア預金の配分を機に、従来手つかずであった
結核の治療を開始。
トヨタ財団より救急車を寄贈していただいて、救急体制を整える。
主医師のグプタ医師を豊橋市の福祉村病院に招聘し、エコーや胃カメラの研修を行いました。
<アーナンダ病院 3年目:2000年11月〜2001年10月>
2001年6月より外壁、内壁の再塗装を行い、X−P室、暗室、超音波室、手術室、検査室、薬局を改修。
新たに超音波診断装置、肺機能検査機器(スピロメーター)、小手術台、無影灯を設置しました。
グプタ医師に加え、レイヌカ・シン女医が着任し、来院者の3分の2にあたる女性患者の診療を開始しました。
<アーナンダ病院 4年目:2001年11月〜2002年10月>
クシナガラ地区での幼児の死亡率の減少、結核をはじめとする多くの感染症や寄生虫病、喘息の減少を目指して
巡回診療、衛生教育、生活指導を行いました。また、グプタ医師の適切な診療、近辺の病院にはない医療機器等もあり
他の病院での治療では回復せず来院するケースが多くありました。
<アーナンダ病院 5年目:2002年11月〜2003年10月>
5年間の医療活動を通じインドの人々との信頼関係が厚くなり、病院の基礎が強固なものとなりました。
来院される方は、昨年にも増し多彩な症状を持ち、なおかつ他の医師(病院)にかかっていたが、好転せず
当院を頼って来院する患者が増えました
<アーナンダ病院 6年目:2003年11月〜2004年10月>
日本郵政公社のボランティア貯金の配分により結核、喘息、マラリア、トリコモナス症の無料治療も、最終年(5年目)となりました。
この間医療活動を中心に活動してきましたが、今後は疾病予防、生活改善、保健衛生等の活動も重要課題として取り組んでゆく
土台作りをしました。
<アーナンダ病院 7年目:2004年11月〜2005年10月>
2000年9月NPO法人に認定され、今回(2005.1)認定NPO法人として認定されました。
日本NGO支援無償資金協力事業により、X線フィルム自動現像機及び自動生化学分析装置、小型発電機を整備しました。
トヨタ(インド)社より患者送迎用にINNOVA自動車を寄贈していただきました。
<アーナンダ病院 8年目:2005年11月〜2006年10>
2005年11月グプタ医師が結婚し2006年10月に長男が誕生しました。また、結婚を機に院長に就任していただきました。
9月に臨床検査技師を採用し、生化学検査の回数が大きく増加しました。
<アーナンダ病院 9年目:2006年11月〜2007年現在>
2007年1月認定NPO法人に再度認定されました。2007年9月よりJICA草の根技術協力事業の支援で
「北インド農村民への保健衛生教育と人材育成」事業を実施します。